お店屋さんごっこ(年少組)10.6,10.13

お店の商品が全て出来上がり、さあお店屋さんごっこだ!となった時、「でもお金がないよ…?」という意見が!それを聞いて他の子供たちも「ほんとだ!」「お金持ってないから買えない…」と気づき、「じゃあお金も作ろう!」ということになりました。お家の人に見せてもらって、お金の形や、書いてある数字を見てきてね、と伝えると「銀色だったよ」「丸いのと、四角いのがあった」「穴があいてるのもあった」「1と0が書いてた!」とたくさんの発見があったようでした。今回は100円玉を作ることにし、ちょっぴり苦戦しながらもはさみで丸を切り、数字を書いて完成!お金は少し前に作ったポシェットに入れて持ち歩くことにしました。

買いにくる人が遠くからでもわかりやすいように、看板も作ろう!ということで看板づくりもしました。まだ文字を書くことは難しいので、色塗りをお願いすると、とても個性的な看板が出来上がりました!

まず自分がしたいお店を選び、お客さんもお店屋さんも両方経験できるよう、交代ですることにしました。お店屋さんは、商品を並べる所から始めました。これまで自由遊びでトングも使って遊んできたので、パン屋さんとケーキ屋さんは、注文を聞いてからトングで紙皿に乗せて渡すようにしました。

始める前に、1つの商品につき1枚お金を払って買うこと、勝手に取らずに必ずお店の人からもらうこと、食べ終わったものは返却場所に戻すことなどの約束をしてから取り組みました。言葉でのやり取りができるよう、お店屋さんは黙って店番をせずに、どうすればお客さんが買ってくれるか考えてお話してみてね、と伝えました。

いよいよお店屋さんの開店です!

お店屋さんからは「いらっしゃいませ~!」「どの味がいいですか~?」「これおすすめですよ!」とにぎやかな声が聞こえました。お客さんからも「これください」「おいしそ~!」「ありがとうございます~」と、全体的に丁寧な言葉遣いが聞こえました。お店屋さんやお客さんになりきり、口調をイメージして遊ぶ姿が可愛らしかったです♪

また、途中からわかばクラスの子供たちも遊びにきてくれ、一緒に楽しみました。商品を手でつかんでしまったり、ちゃっかりお店屋さんの一員になっていたりしても、怒らず優しく受け入れてあげている姿に、少しお兄さん、お姉さんの意識も出てきたかな…?(*^^*)とほほえましくなりました。

買った商品は、座ってパクパク♪おままごとが大好きな子供たちは食べる真似も上手でした。また、友達に「何買ったの?」と尋ねたり、「一緒に食べよ!」と誘ったりする姿も見られ、さくら組とちゅうりっぷ組間の友達関係の拡がりも感じられました。食べ終わったものは返却コーナーにそ~っと返し、また次の買い物へ!約束もしっかり守って楽しむことができました!

<育つ力>

・共通の目的をもって、友達と一緒に遊ぼうとする。(協同性)

・遊びの中にルールがあることを知り、守って遊ぶ。(規範意識の芽生え)

・お店屋さんやお客さんになりきって、言葉で伝えようとする。(言葉による伝え合い)

・身近なものに文字や数字があることを知り、興味をもつ。(数量・図形・標識や文字等への関心・感覚)

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