【年長組】お米の活動…脱穀をしました。

10月の初めに稲刈りをした裏庭の田んぼ。みんなで収穫した稲はホールで乾燥され次の活動がスタートしました。今回の活動は『脱穀』という作業。稲穂についているお米を一粒一粒取り外していく作業です。
農家では、機械を使って行われる作業ですが、かもいようちえんではもちろん手作業です。
これまでの年長さんと一緒に考えてきたペットボトルと割り箸を使った方法で『脱穀』が行われていきました。

『脱穀初日』は保育参観の初日。参観いただいた皆様にも体験していただきながら楽しい取り組みとなりました。

2つの道具をどうやって使うのかな?先生が問いかけるとあれこれいろいろな方法で試してみる子ども達。一番多かったのはお箸を食事のように持ち、一粒一粒つまんでいくという方法(^^♪ 果てしない…。
しかしそこは年長組、しばらくすると『バラバラバラ…』とお米が取れる音が聞こえてきました。稲穂を割り箸で挟み一気に引っ張るとペットボトルのなかにお米の粒が落ちていきます。
気が付いた子がいることをみんなに知らせ、それをじっと見つめて…

その方法に気が付いた子どもたちは『よし!』と次々にチャレンジしていきます。さあ、本格的に活動がスタートです。

初日。集まったお米は2リットルのペットボトル1本半分。苦労した分、たくさん集まったとは思うものの、残りの稲を見た感じはまだ半分程度。完成は翌日に持ち越しです。

そして二日目。今日も頑張ってスタートです。

一日約2時間。二日間の活動が続きました。年長さん全員で取り組んでようやくすべての脱穀が終了しました。
今回の体験がお弁当で見るお米の大切さや栽培の大変さへとつながり、よい食の気づきへとつながってくれることを期待しています。

今年度の収穫量は2リットルのペットボトル4本分。田んぼを拡張したこともあり、過去最高量の収穫です。今年は他の学年にもおすそ分けで食べてもらえるかなぁ…。なんて考えているこの頃です。
年長さんには話をしましたが、次の活動はお米を包んでいる『もみ殻』を取り除く『もみすり』です。
次回の更新そしてお子様からのおみやげ話をお楽しみにしてください。