研究 2

あけましておめでとうございます。

新年はじめての投稿ということで、今年は修士論文を提出したことで今後はそれの口頭試問などを行う中で修士課程を終えることが出来る年になると思います。それと同時に、本業である保育の内容もより深めていく中で、自分の子ども研究におけるより深い洞察や園運営における知識をより一層深めていきたいと思っています。

 

さて、去年の投稿の続きになりますが、先行研究においては、Ciniiで似た研究はないかを検索します。Ciniiとは論文、図書・雑誌や博士論文などの学術情報で検索できるデータベース・サービスを行う検索サイトであり、様々な論文などを検索できるのです。日本の検索では、学協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなどの学術論文情報を検索できるようになっており、他校の研究においても、このデータベースに掲載されることになります。まずはこのCiniiで自分が行う研究と似ている研究を探してきます。もし、自分の研究と似ているものがあった場合、その研究と比べて、自分の研究がどれほどオリジナリティがあるのかを示さなければいけません。同じような研究を行ったとしても、それが研究されたものであれば意味がないのです。そういった場合、たとえば、研究する前提の違いや元々あった研究と比べてどうであったかという変化を見せなければいけないのです。

 

私の研究の場合は複数担任制の文献がまだまだ少なかったことやそれと同時に0歳児クラスの子ども同士の関係性という分類の文献は散見することができなかったことがありました。つまり、これが意味していることは、まだまだ0歳児クラスの子どもにおける保育の研究というものは少なく、いやゆる「未開拓」であるということが分かりました。結果として、子どもの同士の関わりというものの研究は心理学などの分野ではあっても、保育現場としての臨床では行われていなく、私の行う研究においてはこれからのものであることが言えました。

 

このように研究が始まることにおいての手順というのは様々な研究における結果や課題から行われているものが多く、そこから自分の研究において、解明されていないものを明確にして行っていくということを初めて知りました。あくまで、これは私が今回体験した修士論文での話であって、その他の博士課程の論文やそのほかの論文においても、多くは同じ過程であると言えるのでしょうが、このように研究の始まりというものが行われていくのです。