YMCA国際協力募金のおはなし

昨日は、神戸YMCAのリーダーから『世界のお友だち』のお話を聞きました。

リーダー「みなさんは今日、お家に帰ったら何をしますか?」

子ども「てをあらう!」「おふろにはいる!」「ごはんたべる!」「ねる!」

リーダー「そうですね。あたたかいご飯やお布団があって、お家の人と一緒に安心して過ごせますね。では、もしもひとりだったらどうですか?」

子ども「こわい」「ごはんつくれない」「さみしい」

リーダーの問いかけに対して、しっかり考えて応えていました。

この地図の中で白くなっている国は、今も戦争をしている国です。

国と国とがケンカをしているんです。

YMCAの方々が実際に現地に行き、ケンカをしている国と国の人たちが少しでも仲良く生活できるように、安心して過ごせるようにと活動しています。

その様子も子ども達は真剣に聞いていました。

そしてこの絵は、一見色鮮やかできれいな絵ですが、よーく見てください。

空には飛行機が飛んで、そこからたくさんの爆弾が落ちています。

お家の前にはショベルカーが走っています。

実はこの絵はパレスチナの子どもに「日常」を描いてもらったものだそうです。

「皆さんのように、あたたかいご飯を食べたり布団で眠ったりする“あたりまえ”のことが出来ないお友達がいることを、どうぞ覚えていてください。そしてそのお友達が、安心して笑顔で過ごせる日が少しでも早く来ることを祈ってください。それが今、世界のお友達の為に皆さんが出来ることです。」

「それからもうひとつ。“あたりまえ”のことが出来ていることを喜んでください。周りの人たちに感謝してありがとうの気持ちを伝えてください。」

私たちが想像もつかないような生活を今、この時もしている人々がいることを忘れずに、“あたりまえ”の幸せな生活やその生活を支えてくださっている方々に感謝して過ごしたいと思います。

終わった後、「どんなことを思った?」と担任が聞くと、

「困っているんだな~っておもった。」

「お家がつぶれたら、ほかのひとのお家にいったらいいとおもう。」など

ひとつひとつのお話を想像しながら聞き、大切な思いを感じ取ってくれたのかな?と思う感想を聞くことができて、嬉しかったです。

どうぞ皆様も、日本や世界で困っておられる方々がいることを覚え、その方たちの為に祈り、私たちに出来ることを考えてみていただけたらなと思います。