こいのぼりあげ2021

昨日の雨から一転して気持ちの良い晴天と、ほど良い風の一日。絶好のこいのぼり日和となりました。
新しく入園された保護者の皆様にとっては『なんでこんな時季外れにこいのぼりあげ??』と感じられる方もいらっしゃることと思います。しかしそこには、かもいようちんが大切にしている考え方が関係しています。
かもいようちえんでは『行事のために日々の活動があるのではなく、日々の活動の延長線上に行事がある』と考えています。本来こいのぼりをあげる子どもの日に、手作りのこいのぼりをあげようとすれば、新入・進級間もない時期に『子ども達の興味』とは無関係にこいのぼり作りを行わなければなりません。
こどもの日にちなんで幼稚園のこいのぼりをあげ、それを楽しむ中でこいのぼりに対する思いが深まり…。そんな思いの中で、学年に応じたこいのぼり作りへと発展していきます。

本来であれば保護者の皆様にもご参観いただき喜びを分かち合っていただきたいと思いましたが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえるとそれはかなわない状況です。
ホームページ上での参観になりますがお子様のお話を聞きながら楽しんでいただければ嬉しく思います。
それでは『こいのぼりあげ2021』スタートです。

幼稚園の仲間がお客さんになり、各クラス・グループで作ったこいのぼりを発表しあいました。
「このこいのぼりを作ったのは誰かな?!」と先生から声がかかると嬉しそうに手をあげたりお返事をしたり…自分たちのこいのぼりに対する思いが伝わってくる場面がたくさんありました。
年少・年中組は各クラスで制作。年長組は4つのグループに分かれての制作となりました。

全ての発表が終わり、いよいよこいのぼりをあげます。
年長さんの代表が先生と一緒に屋上に行き、ロープを上げ下げするお手伝い。『自分たちのことは自分たちの手で!』という大切な考えが、こんな場面にも表れています。

こいのぼりがお空へ!!!歓声を上げる子、じっとこいのぼりを見つめる子、思わず走り出す子、少しでも近くにとの思いからうんていやジャングルジムに駆け上る子…それぞれの喜び方でこいのぼりあげを味わっていました。
先生たちも飛び跳ねて『やったーーー!』と。

大きな喜びに包まれたこいのぼりあげ。これまで楽しく・真剣に作ってきた結果を味わうことが出来た一日になりました。幼稚園全体で行う初めての行事、新しいお友達の心にも素敵な思い出となってくれたことでしょう。
それでは、次回の更新もお楽しみに!

こいのぼりギャラリー2021