保育日記【年中組】

お正月遊び2024

お正月遊び期間として、保護者の皆さまもお招きして行われてきた『お正月の伝承遊び』毎日多くの保護者の皆さんにもご参加いただき、有意義な期間となりました。子ども達の遊びに期間はありませんので、まだまだコマブームやけん玉ブームは続きそうですが、期間としては一区切り。徐々に『春』を感じる活動にも目を向けていくことになると思います。
園だよりやKamoiDays、これまでも折に触れてお伝えしてきましたが、昔から伝わる遊びには、様々な『育ち』の要素が含まれています。日本人が器用であると言われる所以でもあります。そんな遊びの中から『日本の文化』を知り、日本人としてのアイデンティティを育んでいけることを願っています。

『コマ回し』
今年一番人気といっても良いですね。最初の難関はひもをまく時の力の入れ具合や手先の細かい動きですね。これをクリアしなければ何も始まりません。昨年の経験で出来るお友達を見て学んだり、チャレンジのきっかけとして先生に巻いてもらったり一緒に投げてみたり…。期間の後半には『コマ勝負』ができるほどに上達した多くの姿がありました。

『けん玉』
先日のKamoiDaysでもお知らせしましたが、けん玉名人の花野井さんの登場から一気に大ブームが…。それは子ども達だけでなく先生たちも。決められたお皿に、順番に球を乗せていく『日本一周』という大技に成功したR先生です。けん玉は一見手元の動作に見えますが、全身運動です。ぜひチャレンジを。
けん玉名人の花野井さんのお話では、横須賀にも老舗(?)のけん玉道場があるようです。

『羽根つき』
お正月の歌にも登場するこの季節の定番の遊び。本来は2人で羽根を突きあう遊びですが、年齢的にまだ難しいこともあります。そこで登場するのがブランコの支柱からひもでぶら下げられた『修行の場所』です。しっかりと狙いを定めて…。

『そのほかにも…』
今年は、外の遊びに人気がありましたが、かるたやお手玉、おはじきやビー玉など室内で遊ぶ活動も盛りだくさんでした。参加してくださった保護者の方がかるたの読み手になってくれたり、子ども達と真剣勝負を繰り広げたり…。
文字への興味や数字・量の感覚を育める大切な時間です。

楽しく過ごしているうちに1月も終わりが近づいています。『春』の訪れは目前です。
すてきな春が訪れますように。
次回の更新もどうぞお楽しみに。

『斎灯(さいと)』が行われました。

園だより1月号でもお知らせの通り、1月15日の本日、鴨居八幡神社前の海で『さいと』が行われました。地域により呼び名は様々ですが『どんど焼き』『左義長(さぎちょう)』と言われているのが一般的でしょうか。ここ鴨居ではタイトルの通り『斎灯(さいと)』と呼ばれています。
お正月の間に飾られたお正月飾りや旧年のお札などを焚き、神様に持ち帰っていただくと言われています。
また、この習わしは『小正月』にあたる1月15日に行われています。

かもいようちえんでは古くから伝わる文化や風習に生活の中で親しんでほしいと願っています。(日本人としてのアイデンティティの形成)お飾りをおさめに行ったり、この行事を可能な限り見学したりと『地域の皆様』にあたたかく見守られながら参加しています。

今朝7:40頃 さいとが行われる前の神社はまだ静かです。砂浜には少しずつ氏子の皆様や見学の方が集まってきていました。
小学校のお兄さんお姉さんも授業の一環で見学に…。卒園生も多く『あーーーせんせーーーい!ようちえんもくるの?』と。

8時  点火が始まります。
神社から神主様と氏子の方々によって『火』が運ばれてきます。
お祓いをして点火です。
手を合わせて今年一年間の健康と幸せを願う多くの姿がありました。

朝早くからの行事になるため、幼稚園のみんなで見学することはできませんでしたが、登園時間の早い黄色バッチさんは見学に来ることが出来ました。そのほかにも、登園前におうちの方と一緒に見学する白バッチさんの姿もありました。

空気が乾燥していたこともあり、火はあっという間に頂上まで。かなり離れたところまであたたかさ(熱さ)を感じます。

地域の皆様や氏子の皆様に声をかけてもらった子ども達。幼稚園に戻って、自分たちの体験をクラスの仲間に話してくれることでしょう。先生たちがかもいようちえんのお友達やおうちの方々の健康と幸せを願って手を合わせておきました。今年一年も、穏やかな心で過ごせますように。

ただ今お正月遊びも真っ最中!次回の更新もお楽しみにしてください。

3学期が始まりました♪

1月10日、3学期が始まりました。幼稚園の新年の始まりとなるこの日は先生たちが着物を着て子ども達を迎えています。20年ほど前、日本文化(お正月の食文化・伝統芸能・風習や文化的行事)を子ども達に環境として伝え、心に残していって欲しいとの思いから始まった保育のひとつです。『お正月の伝承遊び』等と合わせて、日本人としてアイデンティティーを身に着けてほしいと願っています。

「先生かわいい」「着物でしょ?」「なんでこれ着てるの?」「これ(お正月飾り)家にもあるよ」・・・園内の様子や先生たちの着物姿から『いつもと違う』を感じ取ってくれたようでした(^^)

「おはよう!」の声の中「あけましておめでとうございます」と新年のあいさつをしてくれるお友だちもいました。お正月だけの特別なごあいさつ・・・きちんと言える素敵な姿でした。身支度を終えると早速ホールや園庭で遊び始めました。カルタやこま回し、羽根つきなどに挑戦し、幼稚園に子どもたちの元気な声が響いていました。

3学期始業式が行われました。かもいようちえんの歌を歌い、園長先生と3つのお約束をしました。「はーい!」と元気に手を上げていた子どもたちです。年長さんは特別にもう一つお約束がありましたね。

来週から本格的にお正月遊びを楽しみます。4年ぶりに保護者の皆さんも一緒にお正月遊びができるのがとてもうれしいです。どうぞお出かけくださいね。最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
次回更新もお楽しみに♫

【年中組】2学期の成長を…『お当番さん編』

運動会に秋の遠足、作品展にクリスマス…。沢山の行事の中で、友達と一緒に頑張ることや楽しむことをたくさん経験したあかぐみのお友達。行事だけでなく、日常の『暮らし』の中では、お友達を思いやる気持ちや助け合う嬉しさを感じ取っていることを嬉しく思っていました。身体の成長だけでなく『こころ』の成長を感じた2学期でした。

保護者の皆さまにも沢山のご協力を頂きながら、無事に学期を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。

タイトルの通り、成長してきた子ども達の姿は2学期からチャレンジしているお当番活動にも現れていました。
お子さんから『おとうばんさん』のお話を聞かれたことがある方もいらっしゃることと思います。2学期の締めくくりに、お当番活動の様子をお伝えしたいと思います。

おとうばんさんには、様々なお仕事があります。ご挨拶の時に前に出てお手本になったり、みんなが使うテーブルを拭いたり、給食の日には先生と一緒に給食を運んだりもします。
『任されている!』という経験が大きな自信と主体的な行動へとつながっていきます。※それでもまだまだ年中さん。危険などが無いようにそっとサポートしていますのでご安心を。

準備ができたお友達に給食を配ると…。
「どうぞ」「ありがとう」そんな自然な会話が生まれることもお当番活動の嬉しいところですね。
おとうばんさんは、自作の『おとうばんカード』を使い毎日変わります。『明日、僕(私)はお当番さんだよ!』と期待感を持って帰るお友達も。そして『今日お当番!』と張り切って登園するお友達もいます。

そんなお当番活動も、3学期に入るとますますパワーアップしていきます。年長さんに向けて『自分たちの力で…』を一歩ずつ育んでいければと考えています。

さぁ、お当番さんのおかげで給食の準備もできました!みんなで『いただきまーーーーす!』

冬休み、健康と安全に気を付けてすごしてください。3学期、みんなの元気な『あのねぇー・・・』を楽しみにしています。どうぞ良いお年をお迎えください。

おいもほり…その後

お芋ほりから数日が経ちました。持ち帰ったサツマイモは召し上がっていただけたでしょうか?お手紙にもありましたように、持ち帰ったおいもは保育の中で子どもたちが自分で選んでいます。『おいもやさん』が開店し、お客さんが買いに来て…ごっこ遊びを楽しんだ様子をお伝えします。

お芋ほりの後、大きさを選別し年長さんが本数を数えてくれました。数量や文字に触れるのも生活の中で…ということを大切にしています。

ホールに並んだおいもを見て「食べたいな~」「おいもやさん、する?」という声が聞かれ年長さんが準備を始めました。「水色バッチが来たら お店 始めよう!」

水色バッチさんが登園し、いよいよおいも屋さんが開店しました。小さい組さんに声をかける子、お店に来たお友達の名前を確かめる子、おいもを新聞で包む子、名前を書く子…と自然に役割分担をして活躍する年長さんたちでした。
お客さんたちは大きさや太さ、数などをよ~く見ながら「これ!」と決めていました。「うちは4人家族だから…」と『我が家にちょうどいいおいも』を探すお友だちもいました。お会計では「次のお客さん、どうぞ~」「みんなはタダだけど、先生は5700万円ね!」とジョークも楽しい店員さん(^_-)-☆

お弁当の時間にふかし芋を食べると「おいし~い」「あまい!」「おかわり!」と大好評でした。ぜひご家庭でもみなさんで味わってくださいね。召し上がった感想もお待ちしています。次回更新もお楽しみに♪